珈琲を飲め。そしてルンバを踊れ。

記念にもらったコーヒーメーカーが壊れてしまったのを放置していたのですが、ココんトコ寒い日が続いて温かい飲み物が恋しくて仕方がないので、新しい奴を購入。近所のスーパーで豆とフィルターを買い、久しぶりだぜダバダ〜♪とクチずさみながらコーヒーを点てて飲みますグビリ。う〜ん、マズイ。
まずい豆買っちゃった、とションボリしながら飲みつつ昔買った豆は無いかと棚を漁ってみましたが、引越しの時に捨ててしまったらしくて発見できず。仕方ないから脱臭剤にでもするつもりで新しい豆を購入。飲む。いまいち。購入。飲む。好きじゃない。購入。飲む。悪くない。しかし。だが。だばだ。
買い物に出かけるたびに小分けパックな豆を購入して飲み比べ、う〜んム〜ン、と唸りながら喜んでいると、知り合いの番長が「コーヒー好きならココへ行け。」と地図をくれました。番長いわく、有名な店らしい。それではサッソク!
晴れていたので自転車をキコキコと漕ぎながら行ってみると、地図に書かれた店はコーヒー豆専門店でした。生豆が入った樽と麻袋が並び、焙煎マシンが唸りを上げています。こういう店に入るの久しぶりだ、なんてウキウキしながら豆を選び、浅煎りで挽いてもらいます。だってウチのコーヒーミル壊れてんだもん。
試飲のコーヒーをいただきつつ、10分ほどで二種類のコーヒーを受け取りました。これがアンタ、スげぇイイ匂いなのよ。匂いっていうか香りなのよ。袋から零れる「コーヒーでっせ」という自己主張がタマランのです。こいつはヤべぇ速く帰って飲まねばならん、寄り道する予定だった古本屋をパスし、信号待ちで止まるたびに鞄からコーヒーの香りがするのに驚愕しながらギャンギャン漕いで帰ります。
コーヒーメーカーをワシわしと洗い、すぐさま一杯づついれて飲みますアラ素敵な香り。グビリ。ちょっと濃い。牛乳いれちゃおう。グビリ。いいかんじ。だばだ。
しかし挽きたてっていうか焙煎したての豆って、ものスごくいい匂いがするんだねぇ。一日経った今でも、台所に行くとコーヒーの香りがしています。もしあなたがコーヒースキーなら「挽きたての味と香り」よりも「焙煎したての優しい香り」を体験されることをオススメします。番長、いい店教えてくれて、ありがとう。