アップルシード

自転車漫画の「シャカリキ!」を買いに古本屋へ行くぜ!と汗をかきながら行ってきたけど在庫なくってショボンとしながらDVDをレンタルしてみたヨ。漫画化->実写化->アニメ化->3Dで映画化の映画版でございます。
公開されたときに観に行くか悩みながらも行かなかった映画です。原作への愛着が強いので、人様が解釈し直した表現が気に入らなくてきにいらなくて、文句タラタラの腐れオタクっぷりを曝したくないので行きませんでした。結果からいうと、正解。
映画が始まってスグは、3D表現の背景と2D表現処理されたキャラクターのアンバランスさに目玉白黒しますが、そのうち気にならなくなります。3Dを2Dっぽくディフォルメしたキャラクターなんて、モーションと表情と声で三人がかりで作ってるってのが面白かった。
ただ、関わる人が多くなると、作品への理解度や表現方法に差が出てくるのも事実。それを平均化していくのが監督やプロデューサーの仕事なんでしょうが、原作ファンであるボクは細部に神を見いだしてる変態なので、スタングレネードを食らって気絶した目標を縛らないESWATの連中や、鉄をブン殴っても痛がらないデュナンを観て冷めてました。なかでも、ドライブ中の襲撃を前転だか後転でかわした時、デュナンが的から目を逸らしてるのが気に入らない。攻撃されてるってぇのに目ぇ瞑ってるんだゼ?!なんだお前、心眼かコラ。
この目を逸らすシーンを番宣で観てションボリしちゃったのもあって、劇場に行かなかったんだけどん。どどん。
あとはシナリオがもっと練り込まれてるとヨカッタと思います。DVD購入指数は「アップルシード世代なんて呼んでほしくない」で。