アンタ、あの娘のナンなのさ。

「女のコっていうのはねー、分類されたりラベリングされるのを嫌うモンなのよ。」へぇ。「よく言うでショ、アタシはアタシだもん!って。」はぁ。
という要旨の文章を読んで、なんとまぁ若々しいのだろう、と頬を染めました。ポッと。消臭じゃない方。
ははぁナルホドね〜と思いながら、どうも納得できないんです。ナゼだろうナゼかしら。まぁ正直な話、小中学生が恋愛時に考えてたり、少女漫画読んでギュンギュン感情移入しながら頷いてる文章みたいだナ、と。
コウいうのって個人的だし例外もたくさんあるンで、結局は「統計とかじゃなくてナンとなく」とか「私の周りの女のコは」ってな話に落ち着くしかないんでしょうが、ラベリングされるのがキライっていうと、じゃぁナンで「ねぇ、アタシって貴方のナンなのぉ?」なんて立場を求める質問がでてくるんだ、とか、後ろから見たら区別がつかないどころか大量生産されたマネキンにしかみえないほど集団で同じ格好してるのはナゼだ、とか、実際には前から見ても髪型やメイクが似通ってて区別つかないや、とか、立ち位置を明確にしたがったり、個性を潰す方向に動いてるんだと思ってたんだけど。オサレなカフェーで働く店員さんも、複数のメーカーの缶飲料をひとつに集めた自動販売機で売り上げを伸ばす新規顧客開拓員も、聞いたことない九州の豚肉料理をワイン呑みながら喰わせる店の店員さんも、みんな白いシャツの襟を立てて黒いパンツを履いて笑っているから区別がつかないよ。怖いよ。
それから、余程の覚悟と自覚がなきゃ換えようがない性別をネタに、判ったような決めつけをするってのが思春期っぽい。これだから男子って(使用例)