夏だ!海だ!!バーベキューだ!!!

高円寺を歩いていたら、髪を緑と赤に染めて「パンクパンクパンパンパパパパ、アナァーキィィィィィィイイ!」と叫びだしそうなメイクをした若者が、厚底のブーツをズリズリいわせつつ横断歩道を渡っていくのを目撃。絡まれてはタイヘンだ、ロンドンロンドン愉快なロンドン、呪文を唱えながらすれ違います。ズリズリと遠ざかるパンク。何もなかった。ホッ。
ああいうトラディショナルなパンクって久しぶりに観たナァ、なんて思いながら、フラッシュバックのように「波打ち際で楽しそうにはしゃぐ水着のパンク」という絵が浮かびました。ナンだろう映画かしら、いやいやいや、経験です。カラフルな髪色の集団が楽しそうに肉を焼いている場面に遭遇したことがある。
普段は夜にしか行動せず、地下にあるバーだのクラブだのでダリーダリーと酒を呑んでいる(イメージ)彼・彼女等も、夏になると「夏だしプール行くだろ」「どうせなら海行くだろ」「海行くならバーベキューするだろ」の三段論法で海へと繰り出し、浜辺でキャイキャイと肉を焼くことになるのです。普段は太陽光と縁のない生活をしているのに、夏になると海へ行ってしまうのは何故だろう。夏の魔力。夏の不思議。真夏の夜の夢。パックの使うタンパリンが欲しい。
まぁたぶん、子供の頃に海へ連れて行ってもらったり、バーベキューして楽しかった経験があるから、夏っていうと無条件に海行きたくなったり肉焼きたくなったりするんじゃないかなぁ。まさに「モノより思い出」。楽しかった経験がない人は夏になっても海へ行ったりしないんじゃないかな。「ホテルのプールの方がいい」とかね。シチュエーションを楽しんでる、という意味では海もホテルのプールも一緒だけどん。