宇宙戦争観てきたヨン

そういえばヴァン・ヘルシング以来映画館に行ってないじゃん、ということなので観に行ってきました。本名は逆境ナインだったんだけど、レイトショーやってないんだモン。ちなみにスターウォーズは選択外だ。
前評判がイイようなワルイような、いまいちパッっとしない映画みたいですが、感想で皆が触れているのが「だってトム侍とスピルバーグのコンビだろぉ〜??」というポイントです。そりゃA.I.マイノリティ・リポート観ちゃったら不安になるよなぁ。ボクも不安だ。
チョロチョロと感想を読んだカンジでは、炸裂に地雷ってコトも無かろう、ってカンジだったので劇場のHPで上映時間を調べてBダッシュ。どーせ空いてンだろー。という予想は大ハズレでした。劇場に溢れる人、人、人と親子連れ。まだ夏休みには入ってないハズだけど、なんでコンなに子供が多いんだ。チケットも完売直前で、前から二列目の左端、という愉快なポジションになってしまいました。首がつらーい。以下ネタばれ。


感想は「俳優の演技はイイのに、シナリオがダメすぎねぇ?」で。トムさんのダメっぷりというか、役立たずのオッサンぷりがキツイわ〜ってカンジでヨかったです。観てて「こいつ本当にダメだな」って思ったヨ(w
娘のヒピャーーーーー!ってな奇声は、個人的に非常に嫌いな部類なのでカンベンしていただきたい。聞く度に「俺が親父なら、先にこの娘の首を絞める」って思った。実際のシチュエーションでも同じ事を考えそうだから、それだけ真に迫った演技って言えるのかもしれん。お願いだ、叫ばないでくれ。子供に頼んだって言うこと聞いてくれねぇよな。勉強になりました。
地下室で異星人の監視アイから逃げまどうシーンは、緊張感より「スピルバーグって、こういう触手みたいの好きだよな」って思って冷めてた。なんど同じメタファを使えば気が済むんだべ。足音に反応しないから「おぉ、視覚認識だけなんだな!」と思ったらガシャーンって物音で振り返るし。意外とヤワらかくて、斧で切れるし。アホか。俺が異星人の兵器を設計するなら、熱センサーつけるケドな。夜も安心だし。
結局「植物を育てる意味」や「捕まえた人間を地面にたたきつけてからチューブで吸収する手間」や「体調ワルイとシールドも消える謎」といったモンを消化不良に残しつつ、ボストンで待ってた元嫁に子供を届けて終わるワケですが、あの元嫁家族、まるで被災してないのな。キレイな格好で出てきやがって。飛び出してきた息子はボロボロの服を着たままだったけど、元嫁の服は汚れてない。あんた、そりゃ抱きしめてやってナイんですよ。ズタボロになって逃げてきた息子を抱きしめない母親。うわーヒデぇー。娘を届けられたトム親父も、そのまま帰っちゃいそうだったので「せめて風呂いれてやってヨ〜」と思ってました。しかしアメリカでは離婚した元旦那の家に新旦那を連れて行くのかね。幸せ自慢をしたいんだろうが、ありゃヒデぇ女だ。ついてくる新旦那も新旦那だ。離婚して変わっちゃったのかな。
そんなカンジで、大筋はダサいんだけど役者とディティールはヨかったです。DVD購入指数は「どうせすぐにハリウッドプライスさ」で。