高い高い高い高い、ものスげぇ高い。

有給を頂いて、実家に豆まきに行ってました。大阪の人がだんじり祭りに参加するために有給をとるのと同様に、僕の実家では一族総出で豆まきをするために、有給をとるのが通例です。今年も結構広い会場を借りてやってきました。一族の長を先頭にして、それぞれの家長が家に伝わる木彫りの鬼面と簑を身につけて、舞台前に並び、足を踏みならして叫びます。「悪い子はいねーがー!!」あれ?
嘘。有給とったら節分だった。豆も蒔いてないや。喰ったケド。
で、本当は遠方にすむ兄弟が久しぶりに顔見せてるっていうので遊びに行ったのでした。会うっていっても「ヨゥ!」「おぅ」くらいしか会話なんぞないんだけれど。実際に帰ってみたら家にいなかったし。
僕の顔を覚えていない甥っ子が大声で泣くのをBGMにワインを呑み、僕の顔を覚えている姪っ子が高い高いをシロ、何度もシロ、腕が千切れてもシロ、と強要するのに付き合っていたら筋肉痛になりました。親ってスげぇよな。毎日なんて絶対無理。ヌォォォォォオオオ、と叫びながら高い高い高い高い、ものスげぇ高い、低い低い、地獄のように低いと繰り返す僕に「悪いね」と呟いて蜜柑を食っている親。お前は偉い。