キリクと魔女

スタジオ・ジブリの高畑さんが日本プロモーションをかってでた事だけ知っていたキリクと魔女を観ましたよ。
三次元でありつつも二次元のような表現、といったらいいのか。つまり、タイ旅行番組で紹介されるような紙人形を使った影絵のように平面の構成になっていて、三次元的な奥行きは省略されてるんだけど、カラーでキレイ。
シャドウを効かせて3D表現バリバリ(死語)なアニメーションに慣れているせいか、面白い表現方法でした。色を原色ケバケバの方向にもっていくために、わざと2D風の表現にしているのかも。あの色で3Dだったら、画面内の情報量が多すぎてクラクラするもの。
ストーリーがどうしたとか色がなんだとか音楽がユッスン・ドゥールだとかは横に置いておいて、このDVDにはもっと観るべき映像がある。
一通り観た後、DVD特典映像でキリクの声をあてた神木隆之介くんのアフレコ映像で鼻血がでそうになりました。彼は神がかっとるよ。インタビューに答える表情で、彼が宝物として大事にされてるのが解るわ〜と思いましたね。あの声と表現力ですもの、そりゃ大切にされますがな。うらやましい。オジさん惚れそうで怖いので、日本語吹き替え版は観なかったけどな。
DVD購入指数としては「借りるんでイイし、観なくてもイイけど、観ておくと楽しい」で。仰々しくなく、さりげない存在であって欲しいと思います。