2005年の夏休み 沖縄四日目

目が覚めてムフュ〜ン寝不足☆と背伸びをしてみたけれど、さすがに連日の大遊びが影響してきて寝不足って言うか疲れ気味だ。昨日もガッパガッパ呑んだし、ちょっと調子乗りすぎてんのかもしれないな〜って、気にしないけどな!


朝バフェで青白い顔をしつつ実は二日酔いなんですとカミングアウトして同行者の心配を煽り、準備万端用意していた胃薬を飲んだら調子よくなってきたのでモッシャモッシャと食べたら元気が出てきたので今日も遊ぶヨ!今日は琉球ガラスの体験をしてみようぜ、まぁとっても観光的。


ホテルの近場にあるらしいガラス工房へ電話をすると何時でも体験OKってコトなので、早期帰宅組の荷物を詰め込んで出発します。工房には有名人で「知ってる知ってる!」という方から「誰だお前」という方までの写真が飾ってあり、観光地気分を盛り上げます。うん、有名人のサインが飾ってあるラーメン屋みたいで微妙だゼ!それだけじゃなく「琉球ガラスとは・・・」「赤は太陽(ていだ)を表し・・・」なんて説教っぽい張り紙があらゆる場所に貼ってあって恐怖を盛り上げます。わぉ、言いたいことを言う場所間違っちゃってるみたいで微妙だぜ!ミャオ!!


陳列してあるコップや皿の中から自分の作りたいカタチと色を選び、料金を払って工房へ案内してもらいます。わ〜い、暑ィよ〜ん。工房には祖父祖母も一緒の家族旅行で来てまっせってな先客の方達がいて、各工程で奮戦しているオジィちゃんの写真を撮って盛り上がってました。いいねぇ家族旅行。スばらしい。しばらく工業用扇風機の前で待った後「緑のタルコップのかたー」と呼ばれます。オス!ヨロシクオネガイシマス!!「炉からガラスを取り出します。棒を廻してください。」リョウカイデス!「もっと廻して!」オス!「もっともっと!」クルクルクル「吹いて!」プ〜「もっと吹いて!」ププ〜「ストップ!」わぉ「そこ座って」あぃ「成形します。廻して!」クルクルクル「もっと!」クルクルクルクルギニャ「あ」曲がった「・・・ダメだ」へ?「・・・」・・・。


ガラスはボクの手を離れ、工房の兄サンが炉に入れてグングン廻しながら、必死に成形してくれました。あんなに曲がったの、どうにかなるのか。「こんなカンジになりました」ナイスリカバー。バッチリでございます。「お疲れ様でした。」アリガトウゴザイマシタ〜


時間を掛けて冷ますので完成品は明日受け取りに来ますね、ってコトにして工房を出ました。どうだったミンナどうだった。一度はガラス物を作ってみたかったので、よい経験をしたヨ。しかしハデに曲げたな。もう一度リベンジがしたい。完成品を受け取る前から失敗気分に打ちひしがれています。アソコでもっと、こう、クイッっと、こうクィクィっと。あぁ。うぅ。


今日はゆっくり起きたので、そろそろお昼の時間です。今回の沖縄で是非とも行ってみたかった場所で昼飯を食べよう。目的の場所は金武。そうとも、キングターコース、もしくはキングタコス、またはキンタコでタコライスを喰うのだ!タコス好き。タコライスも好きィィィイイイイイイイイイ!! カーナビの目的地に金武を設定し、一般道をフラフラと走ります。あぁココらへん。ココらへんにあるハズ。キャンプ・ハンセンのゲートを通り抜け、ネットで調べた住所を適当にマークした地図を観ながら通りの看板を探します。近くなんだけどな〜。「詳しい住所は?」わかんない。「場所知ってるんじゃないの?」知らない。「その地図の印は?」適当に付けた。「適当に?」うん適当に。ってうか適当に印付けたんなら、この地図役に立たないじゃん!というコトに気がついたので、車を道ばたに止めて地元の人に道を聞いてみましょう。っていうか昼間だってのに通りに人がいねぇぇぇぇええ!そりゃ当然。沖縄では用事がない限り昼間に外を出歩いたりしません。だって暑ぃんだモン。キョロキョロと廻りを見渡し、角を曲がってきたニッカポッカの兄サンを発見。すいませんスイマセン、この辺にキンタコっていうタコスの店があるって聞いたんですけれどご存じありませんかっ?「キンタコ?知らないな。」あら、失礼しました。う〜有名らしいんだけど知らないか。ニッカポッカ履いてたから地元の人じゃないのかも。さらにキョロキョロと見渡し、駄菓子屋のような店の前で自転車にまたがっている小学生を発見!少年!少年よ!!「・・・」えっと、この近くにキングタコスっていうタコスのお店があるって聞いたんですけど、ご存じありませんか(丁寧語)?「あぁ、あそこだ。」知ってるのね?!「この道戻るとゲート1があるから。」うんうん「そのT字路を左に曲がってまっすぐ。」おぉ!終始うつむいている少年よ、ありがとう!!ちなみにお兄サンは怖くないゾ!


スキップしながら車に戻り、ゲート1まで戻ると正面に「ゲート1」という店がありました。なぜ気づかなかったんだ。さてさてボクはキンタコにいきたいんだゲート1じゃないんだよ、と言いながら近くを探していると、同行者が「あったヨ」と。あった?ドコに?!「看板に書いてある。ほら。」本当だ。キンタコって書いてある。でも店の名前『千里』じゃん。ココなの?「知らないよ。」まぁココっぽい*1よね。入ろうぜカランコロ〜ンこんちは〜。昼間から照明の落とされた店内は涼しく、混んでました。さすが金武だぜ大繁盛。入っていたボク等をみて先客の方達が席を詰めてくれ、お礼を言いながら座ります。さぁココの注文はボクい任せろズッと喰いたかった物があるんだ!えっと、タコライスチーズ野菜とタコスとビックチーズバーガーとチキンバラバラとコーラ5つ!「2100円になります。」安〜ぃ。テーブルを囲んだ5人でガッパガッパ喰います。うまい。うまいよタコライス!そしてデカイよチーズバーガー!チキンバラバラってブライドチキンなのな。まるごと一羽ぶんくらい入ってんじゃねぇのかコレ。一旦休んだら食べきれなくなりそうだったので、休むことなく喰い続けます。ゲフ〜。おばちゃんごちそうさま!外でお客さんが待ってるから喰ったら出ようスグ出よう。腹一杯だ満足だ。


さて早帰組を空港に送らにゃならんので走り出しましょう。車内でも旨かった多かったと話をしつつ、そういやブルーシールを食べてないので道ばたで買おうぜ、といいながら寝ました。だって腹イッパイなんだもん。途中でコザに寄って刺繍をいれてもらったジャンバー(もしくはジャンパー)を受け取り、道ばたのBIGアイスクリームでアイスを2つ買います。道ばたで売ってるアイスは夏休みに入った沖縄の風物詩ですが、昔は小学生くらいの女の子が少女漫画読みながら店番してて、沖縄生まれです〜って一目でわかる目の大きさと照れながらアイスを盛ってくれるのがカワイくってしかたがなかったんだけど、今は妙に化粧した娘が店番してるのな。あの小学生が大人になっただけかもしれんが、アイス買うだけじゃなくて話し込んでるイケメンの集団もいたりして、ちょっと違和感。でも1コ150円。うふふ。


空港でアバヨアバヨと見送った後、せっかく週末だからハンビーに行ってナイトマーケットでも楽しもうか、と向かってみたら大渋滞。車が動きません。歩道には浴衣を着ている人も歩いてたりして、なんだかソワソワした雰囲気です。なんだなんだ何があるんだ。行ってみようぜナンだろね、ウキウキしながら駐車場に車を入れてみましたが、ドコにも駐める場所なぞありません。30分ほど駐車場をグルグルと廻った後、諦めました。これ以上ココにいたら帰れなくなるんじゃないのか。コンビニに寄って宮平牛乳を買うついでに聞いたら、今夜はエイサーがあるみたい。せっかくのエイサーを観られないのは残念だけど、仕方がないので帰ります。


ホテルへ戻りましたが、今日は長距離走って疲れてるからホテルに併設されてる居酒屋で呑もう、ということに。それなら全員で呑めるもんね。お店は混んでいましたが、名前と部屋番号を告げると内線で呼んでくれるらしい。さすがホテル併設。連絡をもらって案内された席はホテル前にひろがる砂浜沿いのテラスでした。波がザブ〜ン。ステキじゃないの。ステキだけど腹減った、最後の夕食だから思いっきり沖縄っぽいもの喰おうゼ、久米仙も頼んでラッパラッパと呑みながら、ガンガン喰いました。最後だ最後だと呑みあさっていたので、何を食べたのか覚えていません。ただ、ありがちなビーチホテルのように余計なBGMとか流さず、ザブ〜ンってな波音だけ聞きながら呑む泡盛が非常に旨かった。そして嬉しかった。ただ、ラストオーダーを告げに来てくれた店員さんに、イイねイイよ素晴らしいよと感謝の気持ちを伝えようとした時には既にデロデロだったため、何をしゃべっているのかワカラナイ状態だったのが悔やまれます。部屋に戻って旨かったネ〜と言った瞬間に朝でした。

*1:戻ってきてから調べたら、やっぱり行きたかったキングターコースとは違うお店に入っちゃったんだけど、スごく旨くて嬉しかった。
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/03genchi/03eat/tacos/gate1.htm