ファインディング・ニモ

お安くなったから買ったけど二ヶ月は放置しておいた気がするDVDを観ました。DVDは熟成させてから味わう主義ですムッシュ。嘘です買っただけで満足してしまったんですスイマセン。ビデオを一週間レンタルして観ないで返すこともあるポンコツですゴメンナサイ。
ストーリーも書いてしまうので、観てない場合は読まない方が吉。DVD購入指数は「もう買った」じゃなくて「人生の糧として観ておこう」で。

隠してるから本音を書くゼ!
なんツーか、良くできてるシナリオだよなぁ、と思いましたよ。絵がキレイとか表現がステキとか海や植物の観察眼がスザマジイとかは「なんか当たり前だな」という気がしてスルー。これってスゴイよね。もう3D表現に「スゴイ」って感じなくなってる。まるで当たり前に観られる。さすがのクオリティです。
歯医者の水槽で暮らしてる連中が「ebay出身」ってのに非常に笑ってしまいました。スパイダーマン2でも「ebayに売っちまうぞコノヤロー」ってセリフがあって笑ったけど、アメリカの映画って時代っぽさを入れてくるよね。ザ・フライのオリジナル(邦題:蝿男の恐怖)でも「伯父さんにもらった家宝の皿だよ」って言いつつ、皿の裏には「Made in JAPAN」で苦笑い、とか。こういうのって時代が変わると笑えなくなるから、あんまり感心しないんだけど。笑っておいて言うのもナンですが。
ストーリーの核である「過保護な親>子供の反発>さらわれる>探す>再会>よかったね」なんてのは、あまり頭に入りませんでした。イイ話だけど、この映画観て「父親の愛の深さを感じました」とか言ってる奴は残念ダナ、って。そんな見方をしてる人は「水槽で魚を飼うなんてカワイソウ!」とか声高に叫ぶんだろう。
好きなシーンは、フィッシュ・キラーの姪が部屋に入ってきてから、水槽から飛び出していくまでのシーン。ありゃあ魚と人間のスケール感がでていてものスごくヨカッタ。子供の描き方も良かったけど、あぁいったドタバタものが好きなのよ個人的に。
あとはエンドロールで本編に登場したキャラクターが出てくるのが嬉しいよね。黒バックに名前がダラダラ流れるダケのエンドロールには飽きているので、海バックのキャラクター登場は愛とサービス精神を感じます。見習いたい。