ダッシュ!ダッシュ!ダンダンダダン!!

今日でゴールデンウィークも終わりだけど風も強いし天気が微妙だナ〜と思いつつ犬様といっしょに花屋に行こうとした散歩の途中、コンビニの前に立っている「デジカメ現像できます」のノボリに犬様を繋いで「お座りして待ってろ」と言い聞かせ、飲み物を買って出たら犬様がノボリごといなくなっていた。イネェ!!!
コンビニの前は片道三車線の幹線道路、ウチの犬様は昔、散歩に行きたくて家を一人で飛び出し、車にはねられた前科持ちの腐れバカ。自分の顔が青くなるのが観なくても判ります。左右を見渡して大声で名前を呼んでも反応無し。こっちを観ているババァを発見。犬を知らないかと尋ねると「あんたの家はドコ?」などとトンチンカンな事を聞いて来やがります。質問に答えろババァ!「信号渡って突き当たりを左に曲がっていったわよノボリを引きずったまま」わかったアリガトウ!歩行者用の信号は赤。車はひっきりなしに走ってる。覚悟を決めて信号無視して渡ろうとした時、視線に入るスピード違反取り締まりのパトカーと大量の警察官。犬を探しに走ってオレが捕まってたんじゃシャレにならない、信号が換わるまで待ちます。青。ダッショ!信号を渡って突き当たりを左に曲がり、いつもの散歩コースを名前を呼びながら走ります。散歩中に挨拶する友犬のところ。いない。目を凝らして遠くを見ても、走っているノボリ付きの犬はいない。隣の路地に走り込み、左右を見渡す。いない。道路工事の交通整理しているオッサンに犬を観なかったかと聞いても困ったように笑っているだけだ。駅に向かって走りつつ、駅の近くにある花屋に電話。鳴りつづく呼び出し音。携帯電話に出ない。なにしてやがるんだと悪態をつきつつ店の固定電話に再度電話。呼び出し音。「もしもし」オレだ犬がいなくなってコッチに「来てるよ〜。旗背負ってきた。」イヤガッターーーーーーーーーーッ!!!
結局、風が強いせいでノボリがバタバタするのが怖くって、ノボリから離れようとしたら自分に向かって倒れてきたんで更に怖くなって走り出したみたい。時間から考えて全力疾走で花屋に行ったのね。車に轢かれなかったのは奇跡。
引きずったせいでボロボロになったノボリをコンビニに返し、やけに興奮している犬様の体をしらべたら、普段は長距離を走ったりしないせいか爪が割れて肉球の皮がズル剥けてた。全力疾走したからか。怖かったんだろうねぇ。
引っ張れば倒れるノボリに結んだ親が悪い。お父さんは反省しているよ。生きててよかった。
教訓:犬の名前を呼びながら走るとみんなの注目を浴びますが、犬はでてきません。