10年経っても想うコト

阪神淡路大震災から10年が経ち、TVでは特集番組や新潟中越地震と震災当時を比較した番組などが流れています。そんな番組を観る度に泣いてしまうのは意味が無いコトなんですが、思い出すだけでも決意が新たになるって奴です。
震災から数ヶ月経って交通規制が解除された頃、現状を知ろうと思って単車に乗って神戸に行ったのね。倒壊した家屋の廃材が永遠と山積みになってるの見て泣いたり、走ってる古いスクーターのナンバーに貼られた車検証がみんな新しいの見て泣いたり、壊れた信号の代わりに交通整理してる警備員の顔が真剣なの見て泣いたり、神戸の人達は泣くの止めて行動してるってのに、僕は泣いてばっかで何の役にもたたない腐れ外道だったんですが、公園で野宿をしていた馬鹿な僕を心配して声をかけてくれた仮設住宅のオバちゃんの「ご飯とか水とか、平気かい?」って顔を思い出す。オバちゃん、俺は平気。がんばろう。