偽コルク

そういえばちょっと前に「コルクで大金持ちになった男」とかTVで紹介してたよナーと思いながら新しく買ってきた赤ワインのコルクにソムリエナイフを突き立てようとしたらヤケに堅いので、フンヌヌヌと鼻息も荒くワインビンを股(イヤン)に挟んでグリグリとねじ込み、エイヤーとかけ声をかけて抜き去ったらコルクじゃなかった。発泡樹脂みたいなの。なんだこれ。あぁ、コルクで金持ちって人がいるくらいだから合成樹脂でコルク牙城を崩そうって人もいるわナ、とビジネスの熱い側面を想像しながらスクリューから樹脂栓を抜こうとしたら、堅くてビクともしやがりません。なんだこれ。仕方がないんで歯で樹脂栓に噛みつき、グリグリと捻ってハズしました。小学生か。
ワインを飲み始めて「輸入ワインを混ぜ合わせてビン詰めすると国産になるよ」だの「ビンの底の窪みを止めて栓も通常のネジる栓にしたから安くなったよ」だのを知ったので、酔っぱらってウンチクを語らないように気をつけています。