靴はリーガルが良い(刷り込み)

自分を構成する要素の中でも「思い込み」というのは厄介な部類のものでして、思春期に「カッコイイ」と思ったものは、歳をとっても抜け出せないものなのでございます。バイクはワカサキ、ビールはキリン、アイスコーヒーにガムシロップは入れない、ラーメンは醤油味、これらはボクの中では正義であり、理由もなく守りたい、まさに美学。要はワガママの対象です。んでもってそんなワガママのひとつ、リーガルを買いました。エヘヘヘヘヘ。
夏は雪駄で冬はブーツばかり履いているボクが「靴はリーガルだろ!」なんて言い出しても説得力はなく、実際、フォーマルな靴なんぞ成人式のとき父親に買ってもらった一足しか持っていないのでした。その一足が「リーガル/プレーントゥ」。ほらみろ、この思い込みはリーガルを履いて仕事に行っていた父親の影響に違いありません。
そして、着慣れないスーツを着て仕事に向かうボクが履いていける靴は大事な虎の子である一足だけのリーガルしかなく、気が付けば皮は割れて穴が開き、踵も磨り減って波打っている始末。イカン。これではイカン。男のおしゃれは足元からって、ボットドックプレス(バイブル)にも書いてあったし!
さっそくネットでリーガルを売っている店舗を検索し、買いに行ってきました。何気なく雪駄で行きそうになったのですが、靴を買うのに裸足でいくなんて石田純一信者だと思われる危険があるので、靴下を履いて夏だというのにブーツを履いていきましたよ。穴あきリーガル履いて行ったら怒られるかと思って。
赤い絨毯が敷かれた店内は、アロハにジーパンのボクに場違い光線を注いでくるかと思いましたが、店員さんはにこやかに対応してくれました。サイズと横幅を伝えて倉庫から数タイプの靴を出してもらい、試着っていうか試し履きを繰り返して候補を決定。オーソドックスなタイプを選んでしまう自分にオッサン魂を感じつつ、メンテナンスの手順を教えてもらって買ってきました。さっそく履いてます。カッコイイぜリーガル!う〜れしぃ〜(w
せっかくなのでキチンと履き続けたい。メンテナンスもしっかりしようと思うのでした。リーガルいいよリーガル。
メンテ参考:http://www.lifegear-tradingpost.com/service/service_mente1.htm